支出(家計)の見直しは固定費を減らすことが効果的
アーリーリタイアできる時期を早くするために重要なことは不労所得を生み出す資産をどれだけ早く蓄積できるかです。
そのためには、毎月の投資額を増やす必要がありますね。
つまり
投資額 = 収入 - 支出 ・・・これをできるだけ大きくする
ことが重要なのです。
方法として、「収入を増やす」か「支出を減らす」となるわけですが、今回は効果的な支出を減らす方法についてまとめてみます。
固定費と変動費
支出を見直す際に、闇雲に色々な費用を節約するのではなく、まず分類するところから始めましょう。
支出を多いく分類すると、次のように固定費と変動費に分類することが出来ます。
固定費 | 住宅費、通信費、保険、光熱費(電気、ガス、水道) |
変動費 | 食費、日用雑貨、被服費、交通費、交際費、趣味・娯楽費、医療費 |
これまで支出(家計)を整理したことがない方は、固定費と変動費に分けて管理すると全体を把握しやすくなりますのでお勧めです。
どちらを節約対象とするのかですが、固定費になります。
理由は次の章で説明します。
固定費を減らす方が効果的な理由
一度減らしてしまえば後は自動で節約できる
固定費に分類した費用を思い出してください。
一度契約してしまうと、なかなか変更しない費用ですよね。
こういった費用は一度見直しを行うことで継続して節約し続けることができます。
実際にやってみるとわかりますが食費などの節約と違い、あまり意識することなく節約することができます。
変動費を減らす節約は続かない
よく節約術などで食費、交際費、趣味・娯楽費について見直しされる方がおられますが、こういった項目の金額を減らすと確かに支出を減らす効果はありますが、精神的に貧しい気持ちになってしまい、長続きしない節約にはあまり意味がないのです。
継続して投資に回す資金を生み出すことが目的ですので、長続きしない節約にはあまり意味がないのです。
もちろん世間一般と比べてあまりに多い場合は見直す価値はありますが、やりすぎには注意です。
極端に言えば毎日カップラーメンで済ませればかなりの節約になりますが、やりたくないですよね。
節約は継続できるレベルにバランスよく行うのが秘訣です。
固定費を減らす方法
住宅費
賃貸の方は家賃が支出に占める割合が何%あるかを計算してください。
住宅費の理想は25%~30%と言われています。
30%を超える場合はもっと安い場所を探してみましょう。
探してみると意外と見つかるものですよ。
通信費
通信費はインターネット回線の費用や固定電話、携帯電話の費用です。
固定電話をお持ちの方は本当に必要なのかを利用明細を見るなどして考えてみましょう。
昔と違い、今は固定電話を契約していることを信用材料にすることはほとんどありません。
また、携帯電話については3大キャリア(docomo、au、softbank)で契約されている方は格安SIMへの切り替えを検討してみてください。
何か特定のサービスを求めて3大キャリアと契約されているのであればよいですが、単純に契約の切り替えが面倒というだけの理由であれば、今すぐにでも、違約金が掛かってでも切り替えた方がお得になるはずです。
年間の費用で見ると相当な金額が節約できるはずです。
計算してみると切り替えたくなってきますよ。
保険
日本人は保険が大好きな国なのをご存知でしょうか。
投資はリスクを恐れて避けている方でも保険に対しては、それほど抵抗なく加入されてる方が多いんです。
そして、保険という名前で実は高い手数料の投資信託だったりするのですが、加入している本人も気づいていないことが多いです。
例えば、
- 学資保険
- 外貨建て変額保険
- その他、貯蓄タイプの保険全般
高い手数料の正体は以下の関係をみればわかりますよね。保険会社が間に入っている分、手数料が高くなるんです。
加入者 ⇔ 保険会社 ⇔ 投資信託
これなら投資信託を直接買ったほうがいいに決まっています。
そもそも保険は何のために加入するのでしょうか?
特に理由なく勧められるままに加入したりしていませんか。
保険とは、もしもの時に生活困難になるレベルのリスクを回避するために加入するものです。
例えば、人身事故で億単位の支払いが発生する可能性のある自動車保険などです。
保険の皮をかぶった投資信託以外で加入不要な保険の代表が医療保険です。
CMなどで入院時にいかにも高額な医療費がいるような錯覚を受けますが、そんなことはありません。
ほとんどの方は、どれだけ高額な医療費がかかっても実際に支払う必要のある金額は月に8万~10万円を超えることはありません。
理由は、ほとんどの国民が加入している健康保険と国民健康保険の高額療養費制度です。
詳しくは以下の記事にまとめています。
光熱費(電気、ガス)
電気とガスについては、2016年に電力自由化、2017年にガス自由化が始まっています。
そのため、各社からこれまでの電気やガス料金より安くなるプランが発表されています。
同じ電力会社やガス会社のままでもプランを変更するだけで安くなることもありますので、まだ一度も確認されたことのない方は、各会社のホームページで確認してもよいですし、面倒な方は直接電話をしても安くなるプランを教えてくれますし、その場でプラン変更してくれることもあります。
何もしない顧客は従来の高いプランのままになっていることが多いので、電話するだけで安くなるなら手間もかからずお得ですよ。
まとめ
支出(家計)の見直しまとめ
- 支出(家計)は固定費と変動費に分けて整理する
- 変動費よりも固定費を節約する方が効率よく継続できる
- 固定費の中でも住宅費、通信費、保険、光熱費は節約できることが多い