
はじめに
私が株式投資を始めたのは2004年のことです。当時、世間では「投資はギャンブル」「貯金が一番」という空気がまだ強く残っていました。そんな中で、なぜITエンジニアだった私が投資の世界に足を踏み入れたのか、当時の状況と初期の失敗について振り返ります。
投資を始めたきっかけ
2004年当時、私は若手エンジニアとして日々コードを書き、残業代でそれなりに貯金ができていました。しかし、銀行口座の残高が増えても、それが生み出す利息はスズメの涙。ふと「このまま銀行に置いておくだけでいいのだろうか」と疑問を持ったのがきっかけです。
ネット証券が普及し始めた時期でもあり、PCから簡単に口座が開設できるという手軽さも、ITエンジニアである私の背中を押しました。
最初に買っていた商品
最初に買ったのは、よく知っているIT企業の個別株でした。チャートの見方もよくわからず、「この会社の製品を使っているから」という単純な理由です。最初は少し利益が出たことで「自分には才能があるのでは」と勘違いしました。
その後、少し勉強して投資信託にも手を出しましたが、当時は今のように信託報酬が安いインデックスファンドは少なく、手数料の高いアクティブファンドを銀行の窓口で勧められるままに買ったこともあります。
初期にやってしまった失敗
今振り返ると、投資初期の数年間は失敗の連続でした。
これらの失敗を通じて、自分には個別企業の業績を分析したり、相場のタイミングを当てる才能がないことを痛感しました。
インデックス・ETFへのシフト
才能のなさを自覚してからは、個別株への依存を減らし、市場全体に投資するインデックスファンドやETF(上場投資信託)へと少しずつシフトしていきました。これが、現在の「ETFを中心にして、自動化・仕組み化する」という投資方針の原点になっています。
2004年から現在まで市場に残り続けられたのは、早いうちに自分の才能のなさに見切りをつけ、分散投資と長期保有という退屈な正解に切り替えることができたからだと思います。

