
はじめに
投資を長く続けていると、「やってよかったこと」と同じくらい「手を出さなくてよかったこと」「途中でやめてよかったこと」があります。資産が1億円という大台を達成した今、投資において「やらないこと」を決めるのは、資産を守る上で非常に重要です。私がやらなくてよかったと感じていることをまとめました。
1. レバレッジをかけた投資
信用取引、FXの高レバレッジ、レバレッジETFなど、自分の持っている資産以上のリスクを取る投資には手を出さなくてよかったと心底思っています。
私はリーマンショックやコロナショックを経験していますが、もしその時にレバレッジをかけていたら、おそらく追証(借金)が発生し、投資の世界から退場させられていたはずです。ITエンジニアとしてコツコツ稼いできたお金を、一瞬の相場の変動で吹き飛ばすようなリスクは、独身で母親を扶養している私のライフスタイルには絶対に合いませんでした。
2. 流行りのテーマ株・暗号資産への集中投資
「今はAIが来る」「次はメタバースだ」といった流行りのテーマ株や、ボラティリティの激しい暗号資産への集中投資も避けてきました。
もちろん、それらで莫大な富を築いた人がいるのは事実です。しかし、それができるのは相場に張り付いていられる人か、運が非常に良かった人だけです。私は市場全体を丸ごと買うETFをメインに据えることで、特定の業界が衰退するリスクを回避しました。結果として、退屈なリターンにはなりましたが、致命傷を負うことはありませんでした。
3. 他人と資産額やリターンを比較すること
SNSを見れば、短期間で資産を何倍にもした人や、若くしてFIREを達成した人がたくさんいます。投資初期はそういう人たちと自分を比べて焦ることもありました。
しかし、投資の目的は「他人よりお金持ちになること」ではなく、「自分の生活を安定させること」です。私の場合は、家賃を払い、母親の生活を支え、将来の不安をなくすことが目的でした。比較をやめて、スプレッドシートの自分の資産推移だけを見るようにしたことで、無駄な焦りから解放されました。
まとめ
投資において「やらなくてよかったこと」の共通点は、「自分のリスク許容度を超えること」と「他人に影響されてペースを乱すこと」です。
資産が大きくなるほど、一発逆転のホームランを狙う必要はなくなります。いかにして三振(致命傷)を避け、ヒット(市場平均)を打ち続けるか。投資の世界に生き残り続けるためには、この「やらないこと」のルールを守り続けることが一番大切だと感じています。

