クレジットカード明細から支出を見直す:生活費25万円の守り方

はじめに

投資において「入金力」を高めるには収入を増やすか支出を減らすかの2択ですが、確実性が高いのは圧倒的に後者です。私は基本の生活費を月25万円に設定していますが、これを維持するために毎月行っているクレジットカード明細の見直しと、支出の最適化についてまとめます。

クレジットカードの一本化

支出管理の基本中の基本ですが、私は生活費の決済を可能な限り1枚のメインのクレジットカードに集約しています。

現金払いはもちろん、用途によって複数のカードを使い分けることもしません。ポイント還元率を求めてカードを分散させると、どの口座からいくら引き落とされるのかを管理する手間(認知コスト)が増えてしまうからです。ITシステムの設計と同じで、データソースは1箇所にまとめるのが一番エラーが少なくなります。

AI(NotebookLM)を活用した定点観測

私は家計管理に自動連携スクリプトなどは使っていません。あえて毎月、クレジットカードの明細テキストを「NotebookLM」にソースとして登録する、という工程を挟んでいます。

NotebookLMを使う最大の利点は、過去データ(2年前、昨年、先月)との詳細な比較が容易なことです。AIに「物価上昇や生活スタイルの変化に伴う支出の変動はないか?」を問いかけることで、自分では気づきにくい微増を正確にキャッチできます。

もし、生活費が恒常的に増えていると判断した場合は、自作の資産管理ツール上のPL(収支)データを即座に修正します。それに連動して、生活費2年分としている「安全資産(生活防衛資金)」の必要額も見直す。このフィードバックループを回すことが、1億円の資産を守り続けるための「仕組み」になっています。

固定費の根源:車と持ち家を持たない選択

月25万円という生活費を容易に維持できているのは、人生における2大固定費である「車」と「マイホーム」をあえて持たないという戦略的選択をしているからです。

1億円という資産があればどちらもキャッシュで買えますが、私はITエンジニアらしい「メンテナンス性」と「資産の流動性」を優先し、あえてこれらを持たないことで固定費を最小化しています。この戦略的選択の詳しい理由(アセットアロケーションの観点やリスク管理など)については、別記事で詳しく書いています。

見直すのは「固定費」と「サブスク」だけ

明細を見て反省会をする時、私は「先月は外食が多かったから今月は我慢しよう」といった、変動費を我慢するような節約は一切しません。我慢による節約は長続きしないからです。

私が目を光らせているのは以下の2点だけです。

  • 使っていないサブスクリプションがないか 動画配信サービスや、過去に契約した有料アプリなど、1ヶ月間一度も使わなかったものはその場で解約します。数百円でも毎月引かれ続ける固定費の排除が最優先です。
  • 通信費や保険料が最適か 格安SIMのプランが自分のデータ使用量に合っているか、不要なオプションがついていないかを定期的に確認します。

予算は使い切っていい

生活費25万円という予算内に収まっていれば、その中で何にお金を使っても良いというルールにしています。予算が余ったからといって無理に投資に回すこともしません。

投資は長距離マラソンです。ガチガチに節約して息切れするよりも、予算内で美味しいものを食べ、趣味のガジェットを買い、適度にストレスを発散させることが、結果的に20年以上相場に居続けられた秘訣だと感じています。