配当収入130万円はFIREにどれぐらい効くか

はじめに

現在、私はETFや個別株から年間約130万円(税引後)の配当・分配金を受け取っています。月額に換算すると約10.8万円です。この金額が、実際に早期退職(FIRE)を考えた時にどれくらいのインパクトをもたらすのか、私の生活状況に当てはめてシミュレーションしてみたいと思います。

生活費との比較

私の現在の基本生活費は月25万円です。内訳は家賃、食費、光熱費、通信費など、一般的な一人暮らしよりは少し余裕を持たせていますが、極端な贅沢はしていません。

月10.8万円の配当があるということは、この生活費(月25万円)の約43%が労働なしでカバーできている計算になります。もし今すぐ仕事を辞めたとしても、残りの約14万円をアルバイトやフリーランスの仕事で稼げば、資産を一切取り崩すことなく生活が成り立つということです。

資産を取り崩さないことの精神的安定

一般的なFIREの理論では「4%ルール」のように、資産を毎年少しずつ取り崩していく前提のものが多くあります。

しかし、相場が暴落している最中に自分の資産を現金化して取り崩すのは、想像以上に精神的な苦痛を伴います。「このまま資産がゼロになるのではないか」という恐怖と戦わなければなりません。

配当収入が130万円ある状態なら、株価が暴落しても、企業が配当を出し続けてくれる限り現金が入ってきます。資産を取り崩さずに生活費の一部が賄えるという事実は、FIREのハードルを心理的に大きく下げてくれます。

完全FIREではなく「コーストFIRE」の選択肢

私の場合、親を扶養していることもあり、完全に労働をゼロにする「Fat FIRE」はまだリスクが高いと考えています。

しかし、配当収入で生活費の半分近くが賄えている現状は、いわゆる「コーストFIRE(資産形成はすでに完了し、あとは生活費だけを緩く稼ぐ状態)」に近いと言えます。フルタイムのITエンジニアとしてのプレッシャーから解放され、週に数日だけ自分のペースで働く、という選択肢がいつでも取れる状態です。

今後の目標

総資産1億円という大きな土台を築いたいま、私の次の明確な目標は「配当収入だけで生活費の全額(年間300万円)を賄うこと」です。

現在は年間約130万円、カバー率で言えば約43%という地点にいます。残りの約170万円を埋めるのは決して簡単ではありませんが、1億円という資産の「複利の力」と、入金による「ポートフォリオの最適化(国内高配当ETFの比率引き上げなど)」を組み合わせることで、一歩ずつ100%に近づけていく過程を、このブログで記録していきたいと考えています。

1億円はゴールではなく、配当だけで生活が完結する「真の自由」に向けた新しいスタート地点です。