1億円達成後に計算し直した早期退職ライン:配当収入130万円では何%カバーできるか

2026年5月に総資産1億円を達成してから、早期退職に関する計算を改めて整理しました。

「1億円あれば早期退職できるのか」という問いに、今の自分の数字で正直に答えます。

早期退職の定義を自分の言葉で整理する

まず、私が考える「早期退職できる状態」を定義しておきます。

働かずに生涯の生活費を資産から賄える状態を目標にしていますが、今の時点では完全な不労所得だけで生活費をカバーできてはいません。正確に言うと、「資産の取り崩し+配当収入で生活費をカバーできるか」と「配当収入だけで生活費をカバーできるか」という2つの視点で計算しています。

私の生活費と資産の現状

前提となる数字を整理します。

月の生活費は約25万円で、年間では300万円です。この金額は独身・賃貸・母親扶養という条件の中で設定しており、極端な節約はしていません。

総資産は約1億円(2026年5月時点)。ETFを中心としたリスク資産と、約650万円の現金(生活防衛資金)で構成されています。

年間の配当・分配金は税引後で約130万円の見込みです。

4%ルールで計算すると

よく引用される「4%ルール」では、資産から毎年4%を取り崩しても30年以上資産が持つとされています。

年間生活費300万円の場合、4%ルールで必要な資産額は以下の計算になります。

300万円 ÷ 4% = 7,500万円

現在の総資産が約1億円であれば、この計算上ではすでにラインをクリアしています。

ただ、4%ルールはアメリカの株式・債券データに基づくもので、日本の税制や为替リスクを加味すると単純に当てはめるのは難しいという印象を持っています。私にとっては参考値の一つという位置づけです。

配当収入だけでカバーできるかを計算する

私が重視しているのは、資産の取り崩しを前提としない「配当・分配金だけで生活費をカバーできるか」というラインです。

現在の年間配当収入:約130万円(税引後)
年間生活費:300万円
不足額:170万円
配当カバー率:約43%

生活費の43%程度を配当収入で賄える状態です。

残り57%(170万円)の不足分をどう扱うかが今の課題です。

170万円の不足をどう考えるか

現時点では完全に働かなくなるつもりはなく、何らかの形で収入を得ながら資産を育て続ける段階だと認識しています。

170万円の不足を埋める方法は大きく3つ考えられます。

1つ目は、配当収入を増やすことです。高配当ETFの比率を上げれば分配金を増やすことはできますが、配当利回りを追うために銘柄を絞りすぎると分散が崩れます。今は無理に追わない方針です。

2つ目は、軽い労働で補うことです。フルタイムで働く必要はなく、月14万円程度稼げれば不足分はカバーできます。これはセミリタイア・バリスタFIREに近い状態です。

3つ目は、資産の一部を取り崩すことです。4%ルールの計算では1億円でカバーできますが、資産を取り崩すことに心理的な抵抗感を持っているのが今の正直な状態です。

今の私の判断:急いで結論を出さない

総資産1億円を達成したからといって、すぐに退職するという結論にはなっていません。

理由はいくつかあります。配当カバー率が43%であることは前述の通りです。また、会社員である間は社会保険(健康保険・厚生年金)の恩恵を受けられます。傷病手当金の仕組みも、会社員でなければ使えません。

加えて、1億円を達成した直後に市場が大きく下落すれば総資産が変動することも頭に置いています。達成後も継続して資産を積み上げ、配当カバー率を上げていくことが当面のテーマです。

まとめ:早期退職のラインは人によって違う

早期退職の「ライン」は、いくらの資産があれば安心かという絶対額よりも、生活費に対してどれだけの収入・収益性がある資産を持っているかで決まります。

私の場合、4%ルールの計算上では1億円でラインをクリアしていますが、配当収入だけで生活費をカバーする水準にはまだ届いていません。この差を埋めていくことが、これからの「守り」フェーズの目標です。

月25万円という生活費の基準を動かさないことが、私の資産形成においてずっと有効に機能してきました。この基準を維持しながら、配当カバー率を上げていく過程を引き続き記録していきます。